山陰方面遠征(2日目/広島・津和野編)
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広島市街地で一泊した後は始発で動き出します。

列車を乗り継ぎ江波車庫へ(敷地外より撮影)。
左から順に元大阪市電,元西鉄福岡市内電車,元京都市電らしいです。
大阪京都は地元なので写真で見る機会も多いですが、福岡は知らなかった…

江波に来た目的は何といってもシャルさんこと200形!
でも柵と格納庫の扉が邪魔でこの程度にしか撮れない…(´・ω・`)

係員の誘導の元、最短2分間隔で次々と電車が出庫し、街へ向かいます。
ついつい見惚れてしまうひとコマ…
で、外からこの景色を10分以上見続けていたわけですが、
流石にこのまま帰るのも不完全燃焼なのでダメ元で車庫内撮影のお願いに行くことに…
あっさりと許可がいただけました…

朝焼けシャル。

衣装そのまんまですよね!近くで見ると改めて感動。

後ろにいたのは100形。
11月~3月運行のシャルと交代で4月~10月の土日に運用されているそうです。
こちらも是非一度乗ってみたいですね。

サイドから。大きなパンタグラフもシャルを連想させます。
こんなに実車そっくりなんてもう感動するしかない。

斜め前から。どこから見てもシャルはシャルだった。
しかし窓が大きいですね。見晴らしもよさそうですし今度来たときは乗りたい…
職員の方にお礼をして、車庫撮影はこの程度に市街地へ戻ります。
忙しい時間に入れていただき本当にありがとうございました…
(ちなみに、明るさのこともありますし車庫訪問するならお昼の方がおすすめです)

次に向かったのは原爆ドーム。

比較的被害の少ない部分からは建築された当時の重厚な姿が偲ばれます。

一方で崩れ落ちた残骸やねじ曲がったらせん階段からはその惨状も…
あちこちに補強の鉄骨をはめ込まれつつ、満身創痍で今も何かを伝えようとしています。

…
この後は朝ご飯を食べに行きます。近いので徒歩。

途中、神戸市電とすれ違いました。
色と車号の書体でわかるよねっていう。地下鉄が今も引き継いでるので。
朝ご飯の後はスタンプラリーの目的地へ!

広電本社前です!
江波よりは連接車両が目立つ印象。こちらは時間がないので入りません。
(てかそもそも入れるのかしら)
ちゃっちゃとスタンプを押しつつ広島を後にします。
久しぶりに鉄道が面白いと思えました…絶対また来ますよん。
さて、2日目の第2目的地は…?


山口県をすっ飛ばして島根県はここ津和野が第2目的地です。
割と有名なんで目的地に設定したものの…ここで90分も暇が潰せるのか…?

取り敢えず駅の外に出ると目に入って来た蒸気機関車。

「デゴイチ」の愛称でお馴染み、D51形蒸気機関車です。

恥ずかしながら蒸気機関車の運転室に入り込むのはこれが初めて(たぶん)。

大きな圧力計がずらりと並ぶ姿を見ていると、本当に蒸気で動くんだなぁと。
動いてる姿を生で見たくなりました…そのうちどこかに乗りに行こうっと。

列車が来る瞬間を収めたくなる踏切。
残念ながら自分が乗る列車までここには何も来ません…

いかにもなタバコ屋と自転車屋。まるでジオラマの世界に入り込んだかのようです。
こういう街並み、好きだなぁ。

赤瓦とも言われる石州瓦の色が美しい建物。学校かな?
答えはのちほど。

殿町通り。こちらの菖蒲とお掘が有名なようですが、菖蒲が冬に咲いてるわけもなく。

でも鯉が泳いでいました。

よくわからないけどアヒルもいました。
さて、先ほどの建物クイズの答えを…

津和野町役場津和野庁舎(旧鹿足郡役所)です。この役場、建築は1919年というから驚き。
門の前には早くも門松が飾ってあり、これぞ和風建築という風景が展開されておりました。

落ち着いた城下町の風景が続きます。
ところがそんな中異彩を放つ建物が…

ゴシック様式の真白な建物が姿を現しました。津和野カトリック教会、昭和6年の建築です。
ずっと和風な流れだっただけに、見つけた時あまりの様式の違いにビクッとしました。
ちなみにこの外観でいて中は畳敷きだそうです…

日暮れ前に訪れたのは覚皇山永明寺。島根県の指定文化財です。
資料館には森鴎外に関する資料や手紙なども展示されていました。
年の暮れの平日ということもあり人もおらず、実に静か…

庭園を見ながら水の音だけに耳を傾ける静かな時間。
こうした静けさ、無の時間こそ今の自分に最も足りていないものだったでしょう。
心地よさの余韻に浸りつつ、津和野を後にします。

山陰本線は温泉津駅で特急の接続待ち。暇なので降りました。

たぬきバス!
おしまい。3日目編に続く。
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